2023年、夏にはNetflixでのアニメ化、秋にはNHKでのドラマ化が決定した、よしながふみ先生の大奥を読み返してみました。
あらすじや感想をまとめます。
あらすじや、ネタバレ要素を含むかもしれないよ!
苦手な人は注意してね!
大奥(よしながふみ)あらすじ※ネタバレ注意※
よしながふみ先生の男女逆転大奥は、2004年8月から2021年2月まで、白泉社のMERLODYに連載されていました。
全19巻、全79話に及ぶ超大作です。
時は江戸時代。
赤面疱瘡と呼ばれる謎の疫病で、男子だけが急減し、社会の有様が逆転した世界が描かれています。
物語は、赤面疱瘡の発生から80年以上過ぎた、吉宗の時代から始まります。
大奥をつくった春日の局が女性だったことを知って衝撃をうけた吉宗は、春日局の命で大奥の始まりから全てを記した『没日録』を読みはじめました。
『没日録』は、赤面疱瘡が流行りはじめた家光の時代から始まり、家綱・綱吉・家宣・家継の時代を経て、物語は吉宗へと戻ります。
吉宗は3人の娘を産み、長女の家重に将軍の座を譲ったあとは、大御所として力を持ち続けました。
吉宗の死後、吉宗の赤面疱瘡を撲滅するという遺志をついだ孫の家治と田沼意次は、平賀源内と力を合わせて青沼を大奥に招き入れ、大奥の男たちに蘭学を教えさせはじめます。
一時は赤面疱瘡の人痘接種が普及するかというところまで研究がすすみましたが、治済の陰謀によって、将軍だった家基は暗殺され、田沼意次は失脚、青沼は打ち首、青沼以外の蘭学を学んでいた者たちは追放されてしまいました。
そして、治済の息子、家斉が11代将軍の座につきます。
家斉が将軍となってからも、実権は母・治済が握っていました。
しかし、家斉は極秘に赤面疱瘡研究を再開させ、やがて副作用のない「熊痘」を成功させます。
一方、治済は気まぐれに孫たちを間引いていたことで嫁達に恨みをかい、毒を盛られて寝たきりに。
その後、家斉が「熊痘」を徹底させたことで、男子人口は急速に回復します。
そして、家斉は家慶を12代将軍とし、自分は大御所として実権を握る道を選びました。
男子が家督を相続することが復活するなか、阿部正弘は女性寺社奉行として手腕を発揮し、老中に就任しました。
そして、13代将軍となる祥子が家慶から性的虐待を受けていることに気づき、祥子を守るための体制を整えます。
それでも家慶は祥子の継室を毒殺するなど、しつこく祥子に執着していましたが、黒船来航に恐れをなして急死。
祥子は家定と名を改め、13第将軍になりました。
そして、家定は新しい御台所を迎え、懐妊しましたが、出産前に薨去。
14代将軍には、紀州の福子(家茂)が就任しました。
そして、大奥は終焉へと向かいます。
▼男女逆転大奥の漫画や
スペシャルドラマ(2010・2012年)も
見れちゃう U-NEXT はこちら
無料トライアル実施中!<U-NEXT>
大奥(よしながふみ)アニメ化&ドラマ化
よしながふみ先生の「大奥」は、夏にNetflixでのアニメ化、秋にはNHKでのドラマ化が決定しています。
Netflixの予告動画をみると、アニメの方は漫画の始まりから描かれていくようですね。
また、ドラマの方はNHKのドラマ10枠で、「大奥 Season2【医療編】」が予定されています。
中村蒼さんが、一橋治済の長男・徳川家斉を演じるとのこと。
赤面疱瘡の熊痘を成功させるストーリーですね。
どちらも、ざっくりとしたあらすじでは語りつくせない人間ドラマが詰め込まれていそうです。
公開が待ち遠しいですね。
アニメやドラマの公開までに、漫画をしっかり読んで予習するのもいいかもしれませんね♪
よしながふみ先生の「大奥」は、歴史考察がすごいんだよ!
たくさんの賞を受賞しているのも納得の読み応えなんだ!
ぜひあなたも一度ガッツリ読んでみてね♪
▼よしながふみ先生の「大奥」はこちら