毎年6月11日ごろにカレンダーに登場する「入梅」。
梅雨入りは地方によって違うはずですが、入梅の日は全国共通なのでしょうか。
くわしく調べてみました。
入梅の意味
入梅は、暦のうえでの梅雨入りのことで、6月11日(たまに10日)です。
入梅の日は、星の動きによって決められます。
気象情報としての梅雨入りとは関係ありません。
また、入梅は二十四節気・五節句以外の季節の節目となる雑節(ざっせつ)のひとつです。
二十四節気は、1年を24の季節にわけたもの。
↓ こちらのイラストがわかりやすいですね。
五節句は、下表の5つです。
月日 | 節句名 | 別名 | 備考 |
1/7 | 人日(じんじつ)の節句 | 七草の節句 | 七草かゆ |
3/3 | 上巳(じょうし)の節句 | 桃の節句 | ひな祭り |
5/5 | 端午(たんご)の節句 | 菖蒲(しょうぶ)の節句 | 子供の日 |
7/7 | 七夕(しちせき)の節句 | 笹の節句 | 七夕 |
9/9 | 重陽(ちょうよう)の節句 | 菊の節句 | 菊酒、菊鑑賞 |
そして、雑節の代表的なものは、下表のとおりです。
2/3ごろ | 節分(せつぶん) |
3/18~24ごろ | 彼岸(ひがん/春) |
春分(3/21ごろ)に最も近い戌の日 | 社日(しゃにち/春) |
5/2ごろ | 八十八夜(はちじゅうはちや) |
6/11頃 | 入梅(にゅうばい) |
夏至(6/20ごろ)の後の庚の日 | 出梅(しゅつばい) |
7/2ごろ | 半夏生(はんげしょう) |
7/20~8/7ごろ | 土用(どよう) |
9/20~26ごろ | 彼岸(ひがん/秋) |
秋分(9/21ごろ)に最も近い戌の日 | 社日(しゃにち/秋) |
9/1ごろ | 二百十日(にひゃくとおか) |
9/11ごろ | 二百二十日(にひゃくはつか) |
馴染みのある言葉もありますが、あまり聞いたことのないものも多いのではないでしょうか。
また機会があれば、暦についてもわかりやすくまとめたいと思います。
入梅の反対語
入梅の反対語は、「出梅(しゅつばい)」です。
出梅は梅雨の終わる日。
梅雨明けですね。
出梅も、雑節のひとつです。
夏至(6/20ごろ)の後の、最初の庚(かのえ)の日とされています。
入梅の意味 反対語 まとめ
「入梅」はカレンダーに書かれていることも多いようですが、「出梅」はあまり見かけた記憶がありませんでした。
また、私は和のものが大好きなつもりだったのですが、和暦については本当に「なんとなく」しか知らなかったんですね。
暦の日付を決める星の軌道なども、もっと勉強して、分かりやすくお伝えできるように頑張りますので、楽しみにしていてくださいね。