「メタバース」という言葉をよく見かけるようになりましたね。
私も興味はあるものの、どういうものなのかはぼんやりとしかわかりませんでした。
そもそも、メタバースとは何なのか、というところを調べてみたので、わかりやすくまとめてみます。
メタバースの語源
メタバースという言葉は、「Meta」と「Universe」から生まれたと言われています。
Meraは、「あとに」という意味の古代ギリシャ語の接頭辞でした。
今は「超越した」「高次の」という意味を持つようになりました。
Universeは英単語で、「宇宙」「空想世界」「森羅万象」など、広い世界という意味を持ちますね。
つまり、メタバースは、「現実とは異なる異次元の世界」といったところでしょうか。
メタバースとはわかりやすく
メタバースは、実はまた、明確な定義が定められているわけではないようです。
でも、一般的に仮想空間(バーチャルリアリティー)で、アバターを操作して空間内を移動します。
そして、他の参加者と対話したり、行動したりすることもできます。
メタバースを体験するためには、VR技術を用いることも多いです。
でも、最近はアプリやブラウザから簡単にアクセスできるメタバース空間も、いろいろと提供されるようになってきました。
また、メタバースでは、仮想通貨を使用することができます。
だから、ユーザーは仮想通貨を使用することで、メタバース内での取引を簡単に行うことができます。
メタバースのしくみ
メタバースは、仮想現実とブロックチェーン技術を組み合わせたプラットフォームです。
メタバースには、次のような技術が使われています。
仮想現実技術
メタバースでは、仮想現実技術を使用して、現実世界とは異なる空間を作り出します。
これには、仮想空間内での自由な移動や、仮想物体の操作が含まれます。
仮想現実技術には、VR (Virtual Reality)、AR (Augmented Reality)、MR (Mixed Reality)などがあります。
ブロックチェーン技術
メタバースでは、ブロックチェーン技術を使用して、仮想通貨の取引や、オンラインアイテムの所有権を確保することができます。
ブロックチェーン技術により、情報が中央集中型ではなく、分散型となります。
所有権などの情報を1か所で管理するのではなく、複数個所で同期をとって管理します。
そのため、改ざんが困難になるんですね。
AI (Artificial Intelligence) 技術
メタバースでは、AI (人工知能)技術を使用して、自律的なキャラクターやNPC (Non-Player Character)を制御することができます。
そのため、よりリアルな仮想空間を作り出すことができます。
3Dグラフィックス技術
メタバースでは、3Dグラフィックスを使用して、仮想空間内の物体や環境を表現することができます。
メタバースとはわかりやすく まとめ
この記事で紹介した以外にも、いろいろな技術を組み合わせることで、メタバースは現実世界とは異なる、完全に仮想的な空間を作りだしているんですね。
新しい、多様な可能性をもつメタバースは、まだトラブルのリスクも少なくないかもしれません。
また、VRデバイスも、まだ高価なものが多いのも、ハードルが高くなっている理由のひとつではないでしょうか。
「メタバースは定着しない」という声も聞こえてきます。
でも、携帯電話やインターネットが現れたときも、「定着しない」という人がいましたよね。
だけど今では、スマホやインターネットは「あるのが当たり前」なくらい定着しています。
メタバースの発展も、これからさらに加速し、私たちの暮らしに定着していくのではないでしょうか。