食中毒になるリスクが高いとされる食べ物について紹介します。
また、手作りのお弁当や家庭での食事における注意点についても説明しますね。
食中毒を起こしやすい食べ物
加熱が不十分な卵・肉類
生卵や生肉、加熱が不十分な半生の肉は、食中毒の原因となる腸管出血性大腸菌やサルモネラ菌がついている可能性がありす。
豚肉、牛肉以外のシカ・イノシシなどの肉も、同様です。
生の魚介類
加熱されていない魚介類は、腸炎ビブリオ菌やノロウイルスが原因の食中毒が起こりやすいと言われています。
特にカキ・アサリ・シジミなどの二枚貝は、十分な加熱調理が必要です。
生野菜
生の野菜にも、腸管出血性大腸菌やカンピロバクターがついていることがあります。
野菜は十分に洗うか、加熱して食べるようにしましょう。
参考:お薬のホウライ
家庭での食事や手作りお弁当について
食事を調理するときは
食事を作るときは、下記のことに気をつけましょう。
- 手を洗う。
(手指に傷がある場合は、傷の部分に食中毒菌のひとつである黄色ブドウ球菌がついていますので、調理用の手袋などを使うと安心です。) - 清潔な調理道具や食器を使う。
- 魚介類や野菜・果物は流水でよく洗う。
(肉は菌が飛び散るので洗うのはNGです。) - しっかり中心まで加熱しましょう。
食事を調理したあとは
- 温かい状態で食べる料理は温かく、冷やして食べる料理は冷たくしておく。
温かい料理の目安は65℃以上、冷たい料理の場合は10℃以下。 - 調理前の食材や、仕上がった料理を室温で放置しない。
- 乳幼児やお年寄りは、一般的に重症化リスクが大きいので、特に気をつける。
お弁当を手作りするときは
お弁当を手作りするときも、調理についての注意点は家での食事と同様です。
しかしながら、お弁当は多くの場合、作ってから食べるまでに時間を置きます。
そのため、下記のようなポイントに気をつけたいですね。
- シリコンカップを使う場合は、常に清潔に洗って使いましょう。
(梅雨から夏場にかけては使い捨てカップが安心です。) - 火を通さなくても食べることができるハムやカマボコなども、なるべく加熱しましょう。
- 水分が多いと菌が増えやすくなります。
・おかずの汁気はよくきりましょう。
・仕切りやカップを活用しましょう。
・冷やしてからフタをしましょう。 - 作り置きのおかずを入れるときは、お弁当箱に詰める直前に十分に再加熱しましょう。
- 冷蔵庫など、なるべく涼しいところに保管して、早めに食べましょう。
(長時間保存する必要があるときは、保冷剤や保冷バッグを使いましょう。) - お弁当の味やにおいがおかしいときは、食べないようにしましょう。
▼フタの部分に保冷剤を入れるスペースのあるお弁当箱はこちら
参考:農林水産省
食中毒 食べ物 まとめ
手や調理道具、食器やお弁当箱を清潔にするのは基本ですよね。
でも、当たり前のことをきちんとできているのが大切なのかもしれません。
また、原因となる菌を摂ってしまった場合にも、発症しなかったり、軽症ですむために、日ごろから体調を整えておきたいですね。
バランスよく食べ、しっかり休養をとるようにしましょう。
▼夏のお弁当作りにとりいれたいグッズはこちら
↓ 食中毒の原因となる細菌やウイルスに関する記事はこちらです。