ごはんやパンなどの主食や、甘いものって美味しいですよね。
糖質を多く含むとわかっていても、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるのではないでしょうか。
糖質は摂りすぎると体脂肪となって蓄えられます。
また、体の不調につながるという話も耳にするようになってきました。
でも、糖質って、いったいどんなもので、どのくらい必要なのでしょうか。
この記事では、「糖質とは?」という基本に立ち返ってみたいと思います。
糖質とは?
糖質は、たんぱく質・脂質とならんで、三大栄養素を構成する栄養素のひとつです。
三大栄養素は、どれも体を動かすエネルギー源です。
たんぱく質は筋肉や臓器・皮膚などの原料、脂質は細胞膜やホルモンの原料になります。
でも、糖質はそういった新陳代謝の原料には使われず、純粋にエネルギー源としてのみの働きを担っています。
車で例えると、たんぱく質・脂質は車体、糖質はガソリンのような役割に当たります。
たんぱく質や脂質によって立派な体が作られても、糖質が入ってこないと、人は動けないんですね。
糖質が多く含まれるのは、ごはんやパン・麺などの主食、いも類・果物・砂糖などです。
疲れたときに甘いものが欲しくなるのは、疲労を回復させるためのエネルギーを本能的に求めているためと考えられています。
エネルギーバランス
昔に比べて、現代は便利な家電なども普及し、労働を軽減できるライフスタイルが浸透してきました。
また、食生活も豊かになり、糖質の高い食べ物も手軽に食べることができます。
そのため、摂取エネルギーが消費エネルギーを下回り、体に蓄積されるエネルギーが体脂肪として蓄えられる傾向があります。
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あまった糖質は体脂肪に
糖質が摂取されると、唾液や膵液で分解され、消化されてブドウ糖に変化します。
ブドウ糖は、小腸から血液中に吸収されます。
血液中のブドウ糖が増えると、すい臓からインスリンが分泌され、ブドウ糖を取り込みます。
とりこまれたブドウ糖は、基礎代謝+体を動かした分は消費されます。
あまった糖の一定量は、次の活動にそなえてグリコーゲンとして、肝臓や筋肉に貯蓄されます。
それでもあまった糖は、体脂肪として体に蓄積されてゆきます。
基礎代謝は、体温維持・心拍・呼吸など、人が生きているだけで消費される必要最低限のエネルギーです。
基礎代謝は一般的に、年齢とともに少なくなっていきます。
ですが、継続的に運動することで、基礎代謝や基礎体力を維持・向上することも可能です。
無理なく続けられるちょっとした運動からはじめてみましょう。
また、活動量の少ない日は、主食や甘いものを控えるといった行動も有意義です。
まずは食材の糖質量を知って、食生活を見直してみると良いかもしれませんね。
参考:FANCL CLIP
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